FXのリスクと安全対策
これまでFXについて特長や良さをお伝えしてきましたが、すべからく儲けが出て楽しい未来が待っているとは限りません。
なんだか脅すような言い方に聞こえてしまうかもしれませんが、FXを始める際はしっかりリスクについても知ったうえで、安全な運用を目指しましょう。
FXのリスク1:為替変動リスク
FXは通貨の交換を行うことで差額の損益を出しますが、この交換のレート=為替レートは基本的に24時間変動しています。
レバレッジが25倍にもなると、1円の為替レート変動が数万円、数十万円の損益になり得るのです。
開始当初はレバレッジを低めに抑え、慣れてきてからレバレッジを上げるようにしましょう。
また、取引する会社のマージンコールやロスカットがどの程度で発生するのかもしっかり事前に把握し、損失が少ないうちに切り上げることが重要です。
FXのリスク2:金利変動リスク
FXで利益を出す方法として、スワップポイントによる利益があります。
通貨毎の金利の違いにより利益を得る方法です。
しかし金利はずっと固定とは限りません。
国の政治・経済状況によっては大幅に変動する可能性があります。
金利が低い通貨で金利が高い通貨を買い、スワップポイントを得ていたと思っていたら、いつの間にか金利が変動して逆にスワップポイントを支払うことになっていた、ということも可能性はゼロではありません。
売買する通貨の政治・経済状況はしっかり把握するようにしましょう。
FXのリスク3:電子取引リスク
FXの取引はパソコンからのアクセスで売買を行う電子取引が基本です。
例えば落雷等による停電や、インターネット回線の不調、パソコン自体に動作不良により取引が正常に行えないというリスクがあります。
含み損が増えてくる段階で売ろうと思ったにも関わらず、上記理由で取引が遅れ損失が膨れ上がる、ということも可能性はゼロではありません。
端末や通信環境において万が一の場合を考えてバックアッププランを考えるとともに、インターネットであれば当然ですが管理画面のIDやパスワードの管理には十分気をつけるようにしましょう。