スリッページとは


スリッページとは、注文時にどの程度の誤差まで注文金額を許容できるか、という許容範囲です。

FXはオンライン取引でリアルタイムに為替レートを反映し注文します。
しかし、注文したタイミングと実際に成約するまでには多少の時間差が発生してしまうものです。

例えば1$=100.00円の時に注文ボタンを押したとしても、急激な為替の変動により成約したタイミングでは1$=100.06円になってしまうケースもあります。

この時にスリッページを仮に0.5pipsまでと設定していると、1$=100.00円の注文に対して1$=99.95円〜100.05円までは誤差の範囲として注文を成約します。
しかし、上記例のように1$=100.06円となってしまうと、スリッページで設定した範囲を超えてしまいますので、注文は不成立となるのです。

スリッページの範囲は取引会社によって設定可能な範囲は異なりますが、基本的には0.1pips単位で設定可能です。
特にスキャルピングでトレードをする場合は、たった1秒のタイミングが重要になってきますので、あまり大きなスリッページを設定しているとタイミングによっては損失が出る可能性があります。
逆に狭いスリッページを設定すると、為替の動きが早い時はなかなか注文が成立しないこともあるので注意が必要です。

ロスカットと同様、不要な損失を出さないようにスリッページはしっかり活用しましょう。

lot(ロット)とは


lot(ロット)とは、売買する通貨の取引単位を指します。
基本的には1lot=1万通貨です。

取引するFX会社によって変わってきますが、多くの会社は最低取引単位を1lot以上と指定している場合があります。
発注画面でも「数量」を入力する項目があり、lot数を入力するようになります。

米ドルの場合、1万通貨=1万ドル、つまり約12万円が最低でも必要となる、ということです。
ただし、ここ最近では最低取引単位を0.5lotや1通貨以上としている会社もありますので、少ない資金で始めたい方は最低取引単位をしっかり確認したうえで口座を開設するようにしましょう。

1万通貨未満で取引可能な証券会社

外為ジャパンFX
BI FXトレード

ファンダメンタルズ分析とは


ファンダメンタルズ分析とは、経済の動向をニュースなどから分析し為替の変動を予測する分析手法です。
英語の「fundamental」の複数形で、「重要な」「基本の」といった意味があります。

為替は政治家の発言や重要な政策の方針、選挙結果、企業のM&Aなど様々な事象によって変動します。
これらの重要なニュースをしっかり把握し分析することで、為替がどう動いていくのかを見通しをつけるができます。

例えば2012年末の衆院選挙では、自民党が与党に返り咲き安倍政権となったことで円安方向に為替が動きました。
これは安部総理の経済対策への期待によるもので、ファンダメンタルズ分析でこの結果を見越していた人達は、このことで大きく為替差益を得たことでしょう。

しかしファンダメンタルズ分析の難しいところは、誰もが予想しやすい内容ばかりではないことです。
2014年末の衆院選挙では、同様に自民党が大勝しましたが、逆に円高方向に振れてしまったのです。

この場合は、明らかに自民党政権が大勝することが予想されており、投資家の言葉で言うところの「織り込み済み」の範囲でした。
既に結果が分かっていたので直前までに結果を見越して円を売っていた人たちが、選挙後にすぐに円を買い戻したことが円高に触れた要因の一つです。
もちろん他にも前週にアメリカで起きた経済動向が影響したことも要因として挙げられております。

ファンダメンタルズ分析は、ポジショントレードやスイングトレードといった中長期でポジションを持つトレードスタイルになるに連れて重要になってきます。

なお、FXで主要な取引の根拠となる分析手法には、もう一つ「テクニカル分析」と呼ばれるものがあります。
テクニカル分析はチャートをもとに将来を予想するものですが、どちらか一つの分析手法を使うのではなく、両方をしっかり見て将来の動向を予想するようにしましょう。

ナンピンとは


ナンピンとは、持っているポジションの通貨が予想に反して値動きし利益がマイナスになった際に、さらに買い増しをすることです。

これだけだと何のことかさっぱりだと思いますので例を見てみましょう。

【ナンピン例】
1$=100円の時に1,000ドル(100,000円分)購入したとします。
しかし、市場の値動きにより1$=90円になりました。

通常だと含み損が大きくなる前に損切りして売ってしまうものですが、ここでさらに追加でナンピンで1,000ドル(90,000円分)を購入します。

そうすると、合計190,000円で2,000ドル買ったことになります。
これは為替レートで言うと、1$=95円の時に2,000ドル買ったのと同じことになりますね。

こうして平均取得単価が下がることで、1$=100円が1$=90円まで大きく円高になった分の損失を和らげることになりました。

もちろんこの後円高が進み、もし仮に1$=85円になってしまうものならさらなる損失になってしまいます。

反対に、1$=110円まで円安が進んだらどうなるでしょうか?

2,000ドルを売ることで220,000円を手に入れることができ、30,000円の利益が出ます。
もしナンピンしなかった場合は、10,000円の利益となるので、その差は大きいです。

しかしながら、FXにおいてナンピンはかなり危険な手法として位置づけられています。
上記の例のように円安→円高→円安となったから良いものの、円高がさらに進行すれば損失額は当初の比ではなくなってしまっていました。

どうしても初心者は負けた分を取り返そうとサンクコストに縛られがちで、このような手法に手を出してしまいがちですが、よっぽど根拠がない限りはナンピンすることは避けましょう。

pips(ピップス)とは


pips(ピップス)とは、取引における為替の変動レートの最小単位を指します。
pipsはpipの複数形で、直訳すると「サイコロの目や点」という意味です。

例えば、通貨ペアが米ドル/円の場合、為替は1銭ずつ変動します。
1$=100.00円が1$=100.01円になった場合は1pips上がったことになります。

なお、これは通貨ペアによりpipsの額は変わります。

/円 1pip=1銭(0.01円)
/米ドル 1pip=0.0001米ドル
/ポンド 1pip=0.0001ポンド
/豪ドル 1pip=0.0001豪ドル
/NZドル 1pip=0.0001NZドル
/スイスフラン 1pip=0.0001スイスフラン

ところで、なぜpipsを使うのでしょうか?

例えば先月10万円利益を得て今月5万円利益を得たという場合、今月の勝率が低いのではないかと見えます。

しかし実際には先月は100万円の取引をして10pips勝ち、今月は10万円の取引をして50pips勝ったかもしれません。
その場合、実は今月の方が勝率は高いのです。

取引の金額で見ると客観的な勝率ではなくなってしまうため、pipsを使うのです。
また、自身の成績をアピールするのに利益よりもpipsを使った方がいやらしくないですよね。

最初は計算するのに少し手間取るかもしれませんが、取引する上でpipsの単位には慣れるようにしてください。

スプレッドとは


スプレッドとは、英語でSpread。直訳すると広がりという意味です。
FXにおいては、買値と売値の差額を指します。

FXの取引をするにあたり取引手数料が発生しますが、多くのFX取引会社では「取引手数料無料」と謳っています。
その代わり、買値と売値に差額=スプレッドを設けることで、その差額を実質的には取引手数料として引かれる仕組みとなっています。

例えば1$=100円の時に「米ドル/円 100.00-100.03」と記載されていることがあります。

前者が売値、後者が買値となります。
つまり「100.03円を出せば1$買えて、1$を売るときは100円で売りますよ」という表記で、スプレッドが0.03円(3銭)ということです。

100.03円で買ったものを売る時は100.00円なので、投資家としては少し損した気分になりますが、この差額がFX会社の手数料として引かれるということになります。

なお、上記のような「米ドル/円 100.00-100.03」という表記の仕方は、2Wayプライス表示と呼ばれます。

このスプレッドの額は、FX会社によって異なり、さらに扱う外貨によっても額が変わってきますので、FX会社のホームページを確認してみてください。

マージンコールとは


マージンコールとは、自身の投資した金額(証拠金)に対して、一定の割合を下回る損失額になるとアラートが届くシステムのことを指します。

この一定の割合のことを証拠金維持率(ロスカットレベル)と言い、この割合は各取引会社によって定められています。
一般的には証拠金維持率50%を下回ると、マージンコールがかかるケースが多いです。

マージンコール自体には特に制約がありませんが、そのまま含み損が多くなりさらに証拠金維持率が低くなると、ロスカットに至るケースがあります。

ロスカットとは強制的に取引が精算されること。
つまり、マージンコールがイエローカードだとすると、ロスカットはレッドカードのようなものですね。

ロスカットされる前に、証拠金を追加で入金するか、持っているポジションの一部を先に決済して、証拠金維持率を引き上げるようにしましょう。

FXの場合はレバレッジがかけることができるため、投資した金額以上のお金を取引できます。
その分利益だけではなく損失も増えてしまうことから、ロスカットのように損失を大きくさせない仕組みが働いているのです。

ロスカットとは


ロスカットとは、自身の投資した金額(証拠金)に対して、一定の割合を下回る損失額になった時点で取引を強制的に精算するシステムのことを指します。

この一定の割合のことを証拠金維持率(ロスカットレベル)と言い、この割合は各取引会社によって定められています。
一般的には証拠金維持率30%を下回ると、ロスカットされるケースが多いです。

なお、ロスカットに至る前段階として指定の証拠金維持率(50%が一般的)に達した際に、マージンコールと呼ばれる警告が出ます。
これは含み損が大きくなってきたので証拠金を補充するか早めに精算してくださいよ、という警告です。
これを無視して含み損がさらに大きくなるとロスカットされて、強制的に取引が精算されます。

つまり、マージンコールがイエローカードだとすると、ロスカットはレッドカードのようなものですね。

FXの場合はレバレッジがかけることができるため、投資した金額以上のお金を取引できます。
その分利益だけではなく損失も増えてしまうことから、ロスカットのように損失を大きくさせない仕組みが働いているのです。

証拠金/証拠金維持率とは


証拠金とは、取引するFX会社の口座に振り込んだお金のことを指します。

なぜ証拠金と言うのか、それは、その口座にあるお金を担保として何倍ものレバレッジをかけてお金の取引ができることから由来しています。
FXが日本語では外国為替証拠金取引と呼ばれるのもそのためです。

この証拠金はFX取引会社によって最低金額がそれぞれ定められています。
最近では最低数千円の会社もありますので、ホームページ等でご確認ください。

では証拠金維持率とは何でしょうか?

これは、ご自身が振り込んだ証拠金の何%まで減ったらロスカット(強制精算)するか、という指標の割合です。
なお、証拠金維持率のことをロスカットレベルと呼ぶこともあります。

この証拠金維持率は各取引会社によって別々に定められていますが、一般的には50%を下回るとマージンコール、30%を下回るとロスカットされるところが多いようです。

仮に1万円振り込んだとして、その1万円で米ドルを買ったものの円高が進み、損失が証拠金維持率50%=5,000円を下回った時点で強制的に自動精算されるということです。

FXはレバレッジにより投資額以上の金額を取引できるため、利益も損失も大きくなってきます。
リスクも高まる分、こうしたシステムがあることで投資額以上に損失を出さずに済んでいるのです。

スワップポイントとは


スワップポイントとは、金利差による損益のことを指します。

例えば日本円は金利が0.5%/年と決まっています。
つまり100万円預けていると1年後には5千円の利子がつくのです。

ちなみに日本の金利は超低金利で、他の国の場合は以下の金利となっています。

米ドル 2%
スイスフラン 2.5%
カナダドル 3%
香港ドル 3.75%
ユーロ 4%
英ポンド 5%
豪ドル 7.25%
ニュージーランドドル 8.25%
南アフリカランド 11.5%
(※2014年11月現在)

もしあなたが、1$=100円の時に100万円で米ドルを1万$買ったとします。
そうすると1年後には日本と米ドルの金利差1.5%分の利益、つまり15,000円を得ることができるのです。

この金利差による損益をスワップポイントと呼びます。

でも1年も待てないよ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、FXの場合は基本的には1日毎に換算して毎日支払われます。
上記の例の場合だと、1日あたり約41円分のスワップポイントが貯まることになります。

地道な金額かもしれませんが、チリも積もればなんとやら。
特にレバレッジを効かせて何倍もの金額で取引するFXの場合だと、このスワップポイントも大きくなってきます。
銀行に預けて1年後の金利を待つよりは、お得に感じますよね。

なお、スワップポイントとは金利差の損益、と述べましたが、利益だけではなく損失が発生する場合もあります。

高金利の通貨を売って、低金利の通貨を買った場合です。
同じようにスワップポイントを支払っていくことになるので、金利差はしっかり意識して取引するようにしましょう。